１９７１年から毎年コメの食味試験を実施している日本穀物検定協会の２０１０年産米試験で、山形のはえぬき、ひとめぼれ、コシヒカリ、つや姫が新潟・魚沼産コシヒカリなどと並ぶ最上級の「特Ａ」に選ばれた。はえぬきと魚沼産コシヒカリは１７年連続食味ランキング特A。

　試験は全国の主要１１７品目が対象。同協会の専門家２０人が白飯の外観、香り、味、粘り、硬さについて、基準となるコシヒカリのブレンド米と食べ比べをし、５段階で評価した。

　この結果、最高評価の特Aは20品、Aは44品、A'は53品、B、B'は該当がなかった。官能検査で"やわらかい”という評価が前年より多かった。猛暑による高温障害で白未熟粒が多く発生した影響と推測される。温暖化の影響で高食味い地域が北上しているのか、北海道のななつぼしが特Ａとなった。北海道産の特Aは初めて。北海道のゆめぴりかも参考試験ながら特Ａと評価された。

一方で九州産のお米の特Aも増え、一概に温暖化のせいにはできないのかもしれない。

特Aの中でも最上位の評価を受けたのは山形県産ひとめぼれと新潟県岩船産コシヒカリ。

22産米特A（１１７品目中２０品種）　

※は参考品種